
若人の広場は南あわじ市(淡路島)福良港を見下ろす大見山の高台にあり、大東亜戦争で戦地又は軍需工場などに動員されて亡くなられた20万人余の学徒の御霊を慰霊する為、昭和42年に全国で唯一の施設として建立されました。開設当初こそ多くの来訪者がありましたが、来訪者の激減と財団の杜撰な運営により阪神淡路大震災の被害を口実に、現在閉鎖に追いやられ荒廃を極めています。
平成17年秋に、兵庫神青としては初めて、「全國戰歿學徒を追悼する會」主催にて、平成7年より毎年斎行されている『全國戰歿學徒追悼祭』に会長以下20名がご奉仕致しました。この時、施設の惨状を目の当たりにし、また参列者の方々のお話をお聞きし、「この現状を1人でも多くの方に知って頂きたい」と固く誓いました。
そこで再建40周年にあたり、若人の広場について一般にわかりやすい資料として、自主制作映画「若人の広場は今」を作成し、様々な機会に披露することで、神社界のみならず広くこの惨状を知って頂くことを計画し、多くの国民に目を向けて頂き復興への第一歩を踏み出す事業としたいと考えています。
現在、平成18年8月の淡路島映画祭に出展、10月の神道青年会臨時総会で上映し、多くの方より激励の言葉を頂戴しました。今後は、さらに良いものになるよう、引き続き調査研究を進めています。
兵庫神青だからこそ、やらなければならないという決意を持って、今後も施設の惨状を訴え続けたいと考えております。
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