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『兵庫県神道青年会』とは、兵庫県内の40才未満の青年神職によって構成されております。
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鳥居は、神様がお鎮まりになっている場所であるという神域の表示、あるいは神社の門などとして建てられています。その起源は、社殿の周囲の玉垣(たまがき)・瑞垣(みずがき)や透塀(すきべい)などに出入口として設けた門柱が様式化されたものと考えられており、名称の由来は、鳥の居やすいところ、通り入る、汚れを止める処など定説はありません。神社によって様々な型の鳥居の形がありますが、基本は、左右二本の柱の上に水平に笠木(かさぎ)をわたし、その下に柱を連結する貫(れき)を通した構造になっています。地図記号で神社を示しているのは鳥居であるように、鳥居は神社のシンボルであると言えるでしょう。
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注連縄(七五三縄)は、神前又は神聖・清浄な場所を標すために、鳥居・社殿・手水舎などに引き亘し、或は張り廻らされたもので、毎年新しい稲藁で作られます。これは、稲藁には神聖なる稲霊が籠もっているという信仰に因るもので、そうした霊力によって結界を行い、神聖性・清浄性を保持しているのです。その起源は「古事記」「日本書紀」神話の中、神代巻天岩屋戸(かみよのまきあめのいわやと)の場面で登場する「尻久米縄(しりくめなわ)」(日本書紀では「端出之縄(しりくめなわ)」)であると云われます。
今日でも縄張りという言葉があるように縄を張り廻らすことはその区域の占有を意味し、祭祀にあっては神々の治(し)らしめす所・神域となり、常人ではその内を侵すことは許されません。身近なところでは、ご家庭の神棚またはお正月の注連飾り、門松などで見かけることができます。
簡単に云ってしまえば、神様を礼拝する施設。
ということになるのですが、それだけでは、キリスト教の教会や、家の裏にある祠なんかも神社になってしまいます。
そもそも、古代では神様をお祀りするのに今のような社殿などなく、大木や巨岩、山などが神様が降りられる場所、鎮座される場所と考えられ、そこに臨時の祭場が設けられていたのが、雨風をしのぐためや、仏教などの影響から今のような神社の形態に変わっていったのです。)地図記号にもなっており、ほとんどの神社にある鳥居を以て、他の礼拝施設と区別すると、中には、鳥居のない神社もあるので、少々困ります。
では、何を以て神社とするか。
まず、神様の居る本殿は、共用の施設であってはならない。つまり、住宅の中に祭壇を設けたものは神社とは見なされない。次に神道の八百万の神々が座し、神道の儀礼によった奉斎され、崇敬に必要な施設を有し、祭祀や崇敬する人がいるところ。を神社と考えて良いと思います。
神道は「しんとう」と読みます。神道という言葉は、最初日本書紀の用明天皇巻に出典があります。
このころは日本の神を表す言葉として使っていたようです。
その後、神道は仏教や儒教に対して、日本民族古来の伝統的宗教で独自のものであり、且つ権威あるものとして使われるようになります。
平成17年1月17日 
 『天地への祈り』 兵庫県神道青年会 子谷会長(19代) 回想録

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